メタバースとは?今話題のメタバースを初心者にもわかりやすく解説!

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最近テレビやSNSなどで「メタバース」という言葉を耳にすることが多いのではないでしょうか。「メタバース」がどのようなものか気になるけど、ネットに詳しい人たちしかわからないものだと、理解することを諦めている人も多いと思います。

そこで本記事では、メタバースとはどのようなものなのか、またなぜ注目を浴びているのか初心者にもわかりやすく解説します。


目次

 1.メタバースとは?

 2.メタバースの活用事例

 3.メタバースの今後の見通し



1.メタバースとは?

メタバースとは「超越した」「高次の」という意味の「メタ(meta)」と「ユニバース(universe/宇宙)」を組み合わせた造語で、インターネット上の仮想世界・仮想空間サービスの総称として使われる言葉です。

メタバース上での仮想空間では、アバターと呼ばれる自分の分身を介して、他の利用者とコミュニケーションをとることができます。現実とは別の世界でもう1人の自分を持つ様なイメージです。

しかし、アバターから個人情報が漏洩することが怖くて手を出せない人もいるのではないでしょうか。

そこでメタバースの利用を支える技術として、ブロックチェーンやNFTがあります。ブロックチェーン技術の登場により、システムのセキュリティ面が強化され、NFT技術の登場により、デジタル資産の価値をきちんと担保することができます。

発展途上な市場ではあるのですが、すでにゲーム分野やビジネス分野でもメタバースが利用されてきており、進化の早い市場なので新しい分野やサービスでの活用も期待できます。



2.メタバースの活用事例

メタバースでできることをわかりやすく解説するために、実際の活用事例を紹介していきたいと思います。

〇メタバースゲーム

メタバースゲームとは、インターネット上の仮想空間「メタバース」を用いて作られたゲームです。メタバースと聞くとあまりピンと来ないかもしれませんが、「Minecraft(マインクラフト)」や「あつまれどうぶつの森」などの有名タイトルもメタバースゲームに含まれます。

また先ほど説明したように、メタバースゲームの中には、NFTやブロックチェーンの技術が組み込まれたものがあります。それらは「Play to Earn」と呼ばれ、プレイするだけでお金を稼げるゲームとなっており、近年人気が高まっています。

Play to Earnの代表的なゲームで、The Sandbox(ザ・サンドボックス)、Decentraland(ディセントラランド)、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)があり、それらはゲームをプレイしてお金を稼ぐだけでなく、現実世界と同じように仮想空間(ゲーム内)で土地を買うことができます。The Sandboxは約4億8800万円、Decentralandは約2億8450万円、Axie Infinityは約2億8600万円もの価格で土地が売買されたこともあります。現実だけでなく仮想空間にも土地を持つ時代がちかづいているのかもしれません。

〇Horizon Workrooms

Horizon Workroomsとは、Meta(旧FaceBook)の提供しているビジネス会議用VRシステムのことです。Horizon Workroomsでは、仮想空間上にあるオフィスで会議を実施することができます。なお、VR環境が用意できない場合でも、普段使用しているPCでバーチャル会議に参加することもできます。

Horizon Workroomsはどこからでもバーチャル会議ができるだけではなく、以下の特徴も持っています。

〇消えないホワイトボード
空いている空間はどこでも、バーチャルなホワイトボードとして利用でき、付箋や画像も貼ることができます。ホワイトボードはその場に残り続けるため、次回チェックインするときもすべてそのまま存在します。

〇柔軟なルーム
少人数のチームでブレインストーミングを行うためのブレイクアウトグループ用のルームから、参加者が増えると自動的に拡張されるプレゼンテーションルームまで、最高の仕事をするために必要なスペースを選べます。

このようにHorizon Workroomsを上手く活用していくことで、これまで以上に会議の質の向上が期待できます。

3.メタバースの今後の見通し

メタバースのメリットばかり紹介していきましたが、できたばかりの市場であるのでもちろん現時点で下記のような課題もあります。
〇メタバース内での法律やルールの整備が追いついていない
〇VR機器の普及があまり普及していない
〇メタバース依存や現実世界のコミュニケーション不足に陥る可能性がある

ただ、それらの課題を解決するための動きもあり、まだまだメタバースが成長していく可能性は秘めています。

先ほど説明したゲームや会議以外にも、メタバースは現時点でも多数のビジネスモデルが存在していており医療機関もメタバースを活用しようとする動きもあります。メタバースの将来性に期待してSONYやパナソニックなど多くの有名企業もメタバース関連事業に参入しており、今後もメタバースメタバースから目をそらせない状況がこれからも続いていきそうです。

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